イベントチームメンバー

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Veeva Events Managementは、コレボレーションイベント計画用に設計されています。コラボレーションの主要レコードはイベントチームです。

各イベントはチームメンバーの一覧を持つことができます。これには、システムのユーザと外部ユーザの両方を含むことができます。外部ユーザは、イベントまたはその詳細をシステムで表示できませんが、それらの外部ユーザの役割や、契約といった情報を保存しておくことができます。

チームメンバーとロール

イベントの計画および実行に関与する人物であれば、イベントチームに追加できます。

チームメンバーの主な属性には名前、ロールおよび契約情報が含まれます。

標準のロールには、オーガナイザー、ベンダー、承認者および共同主催が含まれます。追加のカスタムチームメンバーのロールを追加することができます。この選択リストのデフォルト値は、イベントの作成時にページレイアウトエンジンへの入力として使用されます。

チームメンバーはロールを持っている必要があります。Veeva では、使用されているすべてのページレイアウトに必須として選択リストを作成することを推奨します。

チームメンバーが自動作成される場合のシナリオには 2 つあります。

  • イベントが作成される際に、イベントを作成するユーザがデフォルトのロールで作成されます。
  • イベントを送信して承認を受ける際に、チームメンバーが Approver_vod のロールで作成されます。

EM_Event_Team_Member_vod オブジェクトにはユーザオブジェクトに対する参照関係があります。この参照関係に入力されると、チームメンバーレコードの名前フィールドが、ユーザの名前に一致するように上書きされます。非システムユーザがイベントチームにいる場合、ユーザ参照関係は空白のままにしてください。

チームメンバーとしてグループを追加するには:

  1. EM_Event_Team_Member_vod オブジェクトの Group_vod レコードタイプにアクセス権限を付与します。
  2. 以下のフィールドに対して FLS 権限を付与します:

    • EM_Event_Team_Member_vod オブジェクトの Group_Name_vod
    • EM_Event_History_vod オブジェクトの Next_Approver_Group_vod

グループチームメンバー機能は、グループの指定されたユーザメンバーのみをサポートし、ロールベースでネスト化されたグループからの割り当てはサポートしません。

ユーザがイベントにチームメンバーとして追加された複数グループのメンバーの場合、そのロールは最新のチームメンバーレコードによって決定されます。

ユーザがイベントのチームメンバーとして個別に追加される場合は、割り当てられたロールがグループ経由で付与されたロールに優先します。

イベントチームメンバーを入力する

システムユーザ、グループ、入力チームメンバーをユーザインタフェースから直接入力できます。選択されたチームメンバータイプに基づいて、チームメンバーの情報を入力する必要があるフィールドが表示されます。

この機能により、イベントチームメンバーレコードのデフォルトの名前フィールドへの入力が不要になりました。

設定

イベントチームメンバーの入力を有効にするには:

  1. ユーザに EM_Event_Team_Member_vod オブジェクトの Team_Member_Type_vod フィールドに対する FLS 編集権限を付与します。
  2. ユーザに EM_Event_Team_Member_vod オブジェクトの First_Name_vod および Last_Name_vod フィールドに対する FLS 編集権限を付与します。

    Events Management と SAP Concur のインテグレーションに合わせて入力チームメンバーを使用する場合は、これらのフィールドに対する FLS 編集権限が必要です。

  3. イベントチームメンバーページレイアウトに Team_Member_Type_vod フィールドを配置します。ページレイアウトセクションでは、このフィールドの上にフィールドを配置しないようにします。
  4. 選択できる各チームメンバータイプを表示するには、イベントチームメンバーページレイアウトで Team_Member_Type_vod フィールドのすぐ下に以下のフィールドを配置します。

    • Team_Member_vod – これがページレイアウトにある場合、デフォルトで表示されます。
    • Group_Name_vod
    • First_Name_vod および Last_Name_vod – 入力に必須です。姓の後に名がくる言語では、フィールドの順序が入れ替わります。

    Veeva は EM_Event_Team_Member_vod オブジェクトに上記の設定を含めた「動的ソースチームメンバーレイアウト」という名前の標準ページレイアウトを提供しています。

使用方法

ユーザは名前を経費に入力する際にチームメンバータイプ選択リストを使用して 3 つのオプションのうちから選択することができます。

  • システムユーザ - Team_Member_vod 参照関係フィールドを使用してチームメンバーが選択されます。
  • グループ - Group_Name_vod フィールドを使用してチームメンバーが選択されます。
  • 入力 - First_Name_vod および Last_Name_vod フィールドを入力してチームメンバーが作成されます。システムユーザ以外の相手に分類される経費を入力する際に使用します。

ユーザがこれらのいずれか 1 つのオプションしか使用できない場合、それがデフォルトオプションです。他のオプションは表示されません。

チームメンバーへのレコード共有

Veeva Events Management は、参照/書き込み権限レベルを使用して、チームメンバーにイベントと関連オブジェクトを自動的に共有します。これは、ユーザがチームに追加された際に、イベント上で作業できる十分な権利を常に持っているようにするためです。例えば、イベントチームに追加された場合、被験者リスト、予算リスト、講演者リストおよびその他すべての関連データに自動的にアクセスできるようになります。

ユーザのオブジェクトおよびフィールドレベル権限は引き続き考慮されます。例えば、EM_Event_Budget_vod に参照権限しかない場合、ユーザはイベント予算レコードを編集できません。セキュリティレベルの追加として、イベントページに表示されるデータは、引き続きユーザに表示されるページレイアウトによって制御されます。

自動的に共有されるオブジェクトには以下が含まれます。

  • EM_Event_vod
  • EM_Event_Team_Member_vod
  • EM_Attendee_vod
  • EM_Event_Speaker_vod
  • EM_Event_Session_vod
  • EM_Event_Session_Attendee_vod
  • EM_Event_Budget_vod
  • EM_Expense_Estimate_vod
  • Expense_Header_vod

    Expense_Line_vod は _Expense_Header_vod に対して主従関係を使用し、経費ヘッダーが共有されると自動的に共有されます。

  • EM_Event_History_vod

チームメンバーとしてキューを追加する場合、自動共有を有効化するには、上記リストのすべてのオブジェクトがキューのサポートされているオブジェクトのリストに追加される必要があります。